〜「歯を守る食生活。」〜
歯周病予防にも食生活の注意を

むし歯予防においては、砂糖をとらないようにしよう、間食を減らそうなど、食生活面の注意に基点がおかれます。歯周病予防についても、同様の注意は必要です。むし歯予防の食生活に加え、次のような点に気をつけてみてください。そして、食べたら歯をみがきましょう。

デンティストアイ●栄養バランスよく食べる
たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)の三大栄養素をバランスよくとり、ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富にとりましょう。食物繊維をかむと、歯の表面の掃除にもなり、唾液も出ます。柔らかすぎる食品は、よくかまずにすぐのみ込めるので唾液があまり出ません。

●栄養バランスよく食べる
各種ミネラルのうちでも、カルシウムはとくに大切。歯の再石灰化にもカルシウムは必要です。カルシウムは、ビタミンDといっしょにとると、効率よくからだにとり込めます。歯を丈夫にする食事は、骨粗鬆症の予防になる「骨を丈夫にする食事」に共通します。

●規則正しい食事をめざす
規則正しい時間に食事をとると、暮らしにリズムができて、生活全般が健康的になっていきます。反対に、不規則な生活をしていると、免疫力の低下により細菌への抵抗力が弱くなります。

デンティストアイ

かむ&唾液パワーで歯を守ろうかむ&唾液パワーで歯を守ろう
よくかむと、口腔内では唾液の分泌量が増えます。
唾液中の成分には消化を助ける作用があるだけでなく、口腔内の浄化作用もあり、歯周病やむし歯の原因菌をおさえるパワーも発揮します。

▼唾液の役割
*口の中の潤滑・自浄作用があります。
*味覚と消化を助けます。
*悪い働きをする細菌の発育をおさえて口腔粘膜を守ります。
*むし歯で溶け出そうとする歯の修復を助けます。
*総入れ歯のあごへの吸着を高めます。
▼唾液分泌を促す食べ方
*かみごたえがある食品を選んで食べましょう。たとえばコンニャク、コンブ、野菜など食物繊維の多い食品やスルメ、小魚などはとくにかみごたえがあります。
*調理方法を工夫して、かむ回数を増やしましょう。たとえばサラダに入れるキュウリなどは、薄切りより一口大の乱切りにするとかむ回数が増えます。
よくかむことは、唾液分泌のためだけでなく、老化防止にもよいので、無理のない程度にかむ食事をすることも大切なのです。

 

参考文献・中・高年の歯の病気がすべてわかる本 森山貴史著 主婦と生活社 刊・TAISHUKAN'S GENIUS