キシリトールの虫歯予防効果
〜キシリトールは虫歯菌を減らす〜

虫歯菌は甘いものが大好き。なのに砂糖と同じくらい甘いキシリトールが虫歯予防に役立つのはなぜでしょう。じつは、ひとくちに糖といってもそのの種類は多様です。  

キシリトールは、白樺や樫などに含まれる天然の甘味成分、キシラン・ヘミセルロースに水素を加えて化学反応を起こした「糖アルコール」と呼ばれるもの。

ミュータンス菌に代表される虫歯菌は糖を分解して酸を発生させますが、キシリトールは虫歯菌が分解できない独特の構造なので、酸を発生させることができずに、次第に数が減っていくのです。

キシリトールの爽快感のある甘味は唾液の分泌を増やす効果もあり、しかも、唾液中のカルシウムと結びついて、「キシリトール|カルシウム」という形になると、エナメル質の再石灰化を促すという効果もあります。

キシリトールをぜひ利用してほしいのは、ミュータンス菌が多い人、虫歯になりやすい人、唾液の少ない人、ストレスの多い人などです。

キシリトールを口の中に長時間とどめておけるという意味では、ガムがベター。ミュータンス菌を減らしたい人は食事をとった直後に、唾液を増やしたい人は食前にかみましょう。

かみ方のポイントは、最初に出る唾液はのみ込まず、2分間を目安にためて、口の中でぐるぐる回すこと。これはミュータンス菌にまんべんなくキシリトールを行き渡らせるためです。
2分間、唾液をためるのが難しい人は、最低でも5〜10分間はかみ続けましょう。

参考文献・きれいな歯をつくる 大人のためのデンタルブック 倉治ななえ著 大泉書店刊・TAISHUKAN'S GENIUS・現代英和辞典